Archive for June, 2010

Kolb’s Learning Cycle

Saturday, June 26th, 2010

人はいかにして学ぶか

研修を企画する方なら誰しもこの問いに向き合うことでしょう。 異なる学習スタイルに沿った理論とここに準じた提案から、あなたが研修を担当する際に役立つであろう方法をここにご紹介します。

コルブの学習サイクル

ディビッド=コルブ(David Kolb)は人は4つの学習サイクルを展開することができると説き、サークルのどこからスタートさせるかは各自のスタイルによるものだと証明した。

1. 具体的経験を求める人

多くの人間は確固たる自分の経験によって物事を学習する。しかもそれは限られた範囲内での経験においてだ。 Example – 未知のソフトウェアと出会う多くの人々は杞憂するより先にこう言うだろう。「まずはやってみます。自分の力で。」

2. 観察と反映をする人

また人は誰かがする仕事のやり方をまねて、もしくは自身の目で見たとおりにやってみることが多い。 ソフトウェアに携わる多くの人は初めての仕事を前にすれば、「自分でトライする前にやり方を教えていただけませんか?」というだろう。

3. 理論付けを探す人

または、注意深い人なら仕事にかかるより先にその仕事の理論を明確にしておくことだろう。 「マニュアルを説明していただけませんか?」という具合にだ。

4. Active Experimentation

最後に、実践的な実験を通して学習していく者もいる。 「あの課題を達成するのにこれがどう作用するか試したいんですけど」。これが彼らの常なる心中だ。

人は学ぶとき、この全サイクルをつねに経験し周回しているわけだが、研修企画者としてはあるステージにおいて、時間を費やしてでも各自にあったスタイルをみつけそこに執着してみることが要求される。研修を企画する立場においては、これら4つのエリアのなかで各人にみあったバランスを整えることがもっとも重要なポイントなのである。このサークルをどこからスタートするかが問題なのではない。 4サイクルすべてを網羅することが何より必要で、我々はひとつの方法だけに固執するのは明らかに全員に不具合であることを心にとめておくべきなのである。

パワーポイントスライド!

Saturday, June 26th, 2010

日本人のためのパワーポイントスキル

上級のパワーポイントスライドを作れる能力は、グローバルチームとのコミュニケーションを図る上で、マネジャークラスの人々に特に望まれているところでしょう。

しかしながら、多くは英語の堪能さに欠けている、トレーニングなどが不完全、適切なプレゼン概念がないといった事情から、現在の日本企業においてはあまり成功していないのが現状だともいえます。

ここに、日本人のビジネスマンとしてパワーポイントを作る際に必要な5つの方法を挙げておきます。西洋の、もしくはグローバルなオーディエンスを前にしたときに役立つことは間違いありません。

1 アイディア分析&構成

よりよいパワーポイントスライドは、明確なゴールと十分な準備によって生まれます。多くのプレゼンテーターはただ単にゴール設定がうまくいってないせいで曖昧模糊としたプレゼンで終わってしまうのです。

まずは聴衆を意識し、知りましょう。どんな情報を彼らが求めているかに着目すべきです。

またプレゼンのゴールを知ることも重要です。それを終えて何を達成したいのか、そしてここもスライドを切っているときに意識すべきです。
メインアイディアのみを掲載し、そしてよりスムーズな流れと明確なメッセージを伝えるにはフローストラクチャーを使うこともできます。

2 箇条書きの大切さ ―文章を書くのではありません―

箇条書き、すなわち新聞の見出しのようなキーとなる情報のサマリーはとても大切です。

文章を聴衆にわざわざ読ませることなく、メインアイディアを伝えることができるからです。文章を読ませてしまえば、彼らはあなたの話を聞くことが難しくなってしまいます。

しばしば日本のビジネス上のコミュニケーションはわかりにくいindirectと言われます。原因は礼儀上、文章上の問題等ありますが、このことがグローバルチームへの明確なコミュニケーションへの障害となる恐れがあります。たとえば内容が明確ではないプレゼンは、プレゼンターの優柔不断、十分な情報提供力の不足、というように見られてしまうこともあるのです。だから、

Be Direct! (はっきりと!)文章のメインとなる名詞に着目し、小さな不要な文字は削っていきます。(敬語、ですます等)

例: 「日本に弊社オフィスは20箇所以上に渡って点在しております」< br/>

「20ヶ所以上」< br/>

これで十分なのです!

3 ドキュメントはパワーポイントスライドではない

プレゼンターがよく単にエクセルなどのファイルからカット&ペーストしているプレゼンテーションがありますが、あれではどうしようもありません。英語でData Dumpといい、聴衆には多すぎて一度で吸収しきれない情報のことをさします。このようなプレゼンテーションは本来の目的からそれてしまったものといえるでしょう。スライドは話し手のメッセージをあくまでサポートするのみに過ぎず、聴衆を圧倒するものではないのです。詳細すぎる内容は結局プレゼンをものに出来ずに終わるでしょう。

4 スタイルに関してのこと

海外の聴衆は適度なスタイルを好みます。「全部が文章のみ!」などというパワーポイントプレゼンは退屈極まりなく、工夫をしていないものと見られてしまいます。だから、上質なクオリティの写真を使うなどして、情報を興味深いものに構成していくことが必要です。また配色にも気をくばりましょう(アニメは避けたほうが良いでしょうが)。デザインとスタイルがあなたのプレゼンテーションをより深めるのです。あなたのプレゼンを邪魔するものではないので、多少少ない飾りかなくらいのものでも聴衆にはちょうど良く、彼らはあなたに感謝してくれるはずです。

5 エラーはなしで

ビジネスシーンで第二外国語を使う難しさなんか知った日本人のマネジャーにとってであれば、ちょっとくらいのスペリングのミスくらい許してもらえると思いますよね。しかしその間違いはドイツにいるヘッドオフィスのマネジャーには許してもらえるでしょうか?とりわけ西洋の聴衆はプロフェッショナリズムを重んじる側面を持っています。それは小さなものも大きなものもエラーはエラー。

だから、言葉をえらびに慎重になりましょう。辞書にのっているビジネス用語はしばしば完全にはあなたの言いたいことを伝えられる単語でない場合があります。このことはわかりづらさに加えて、あなたのアイディアを伝える障害にもなりえます。

スペルチェック。ネイティブの同僚がいれば言葉の使い方もたずねる。そしてそれぞれの状況にきっちりあてはまった最適の単語を選びながら慎重にスライドを作りましょう。

トレーニングテクニックス

Saturday, June 26th, 2010

真新しい良い提案を次々と生み出すということは、経営者としては多少の努力でどうにかなるものである。次の段階として最も難関なことは、スタッフたちにスキルやアイディアを伝達し習わせることである。高い質のプレゼンテーションは効果的でわかりやすく言いたいことが伝えられる方法だが、時としてその他のやり方を使うことでよりビジネスシチュエーションに適応することもある。

成功する!スキルとコンセプトを伝える9つの方法

1.デモンストレーション

デモンストレーションとは誇張した形式、あるいはプレゼンテーションのことで、訓練者がスキルや技術を行動によって教えることである。この方法は教わる側が、実践的に自身のスキルや能力を示すように求められているときに助けになるものである

アーティキュレーション

定期的にプレゼンテーションを中断し、スタッフたちをペアにして内容についての話し合いをさせる。これがどのように意味があることか、そしていかに彼らの仕事自体に適応するかを考えさせるのである。

フォローミー

典型的なデモンストレーションにバリエーションを加えることで、彼らに自信つけさせ、進歩的に仕事への責任感も伝えることが可能である。

  • インストラクターはまず最初に通常のはやさで、スキルを披露する。これは通常がいかなるものかをみせる意味をもつ
  • 次にインストラクターはこれをゆっくりとやってみせ、詳細部まで個々のステップをよく指し示す。各ステップに番号があればよいだろう。
  • 教わる側は交代で各ステップを試してみる。インストラクターはその間も適応なフィードバックをしていき、間違えやすいところ、やりやすくするコツや総合的なアドヴァイスを欠かさない。
  • 最後に、教わる側は全過程を自分ひとりでやる。最初はゆっくり慎重に、そして次第に速くすればよい。

4.ニューモニクス

これはおおまかな情報やばらばらの事項などを記憶するのに効果的な方法である。

スタッフたちにニューモニクスを発達させるセッションを提供するのも良いのではないだろうか。

ニューモニックスは語呂合わせの英語版である。

Example: Order of colors in the rainbow, or visual spectrum

(Red, Orange, Yellow, Green, Blue, Indigo, Violet)

Mnemonic: Richard Of York Gave Battle In Vain

5. フローチャート・ダイアグラム・描画

新らしくて見慣れない情報や文章の切り抜きをスタッフに与えてみる。
ペアになってそれについて考え、フローチャートやダイアグラムを作って、文章中の過程をまとめるようにいうことで、新情報をまとめやすくできる。

6.体を使った学習

学習過程において、スタッフを起立させ、体全体を使うように指示する。
多くの人間は動作や行動が学習過程にともなわれることでよりたくさんのことを吸収する。

例: 身体的動作をつかって、いかに「自分の社交スタイル」を発見させるか

  • スタッフを立たせて、自分の足元に一本の線があると想像させる。片方の終わりは、「課題達成に焦点がある」もう片方は「人間関係に焦点がある」とのイメージ。
  • 彼らに普段自分たちがどちらよりに考えて仕事をしているかをたずね、おのおのラインに沿って立たせる。
  • -次に第二の軸となる90度の線を定める。ここで4つの枠ができるわけだが、左側は「お願いする」ことの多いタイプの人。右側は「言う、命令する」ことの多い人。
  • -片足でもともとの位置を保たせながら、そのまま適度に第二の線の右か左に動くようにいう。ここから、いかに彼らが人間にたいして(社会のなかで)関わっているかが示唆されるのである。
  • 度一連の動作をとめ、全員に他の人がどこの位置にいたかをたずね、ディスカッションをしていく。

この身体的動作には2つの効果がみられる。
第一には好奇心をくすぐる方法で何が起こっているのかを予測させる。
第二には動作をともなうことで、より内容に関してのフレッシュな記憶をとどめておくことが可能となるのである。

発見

命令するかわりに、インストラクターは教わる側が何を習わなくてはならないかの疑問をなげかけることもできるだろう。

  • 質問する
  • 各々は自分の考えを他の人に聞かずに紙に書いてみる。
  • ペアか3人になってまとめた案を、みんなで共有する
  • さらには、ペアかグループがさらに大きなグループにまとまって、答えをだすのもよいだろう。
  • インストラクターは各グループを交代にまわって、どんなアイディアがあったかを聞いて回り、ボードに使えそうな案をかく。このとき代表者になにか少し意見を聞くのもよい。

ビデオ・DVD

視覚教材を使うことでスキルやコンセプトを伝達することがとても確実なものとなる。内容は目的や対象をしぼったもので、簡潔にポイントをついているものがよい。
ビデオやDVDは講義形式のたいくつな訓練からの脱出としてよい変化である。長時間に及ぶビデオは講義形式と同様、相手を退屈させてしまったりすることがあり効果が失われることもある。

合同プレテスト

トレーニングコースやセッションをはじめるのに効果的なやり方である。
一初めに「最終テスト」なるものをスタッフに与えてみる。どのくらいのことをすでに自分たちも知っているのか、参考になるものを使えば答えをみつけられるかどうかたずねてみよう。
一度その知識、または知識の欠如がわかったならば、学習すべき部分がよりわかりやすく提示されることとなる。インストラクターとトレイニーたちは双方、理解の範囲の弱い部分を、プログラムを深く絞っていくことでトレーニングの最初にわかるようになる。